9月の中頃に突然怪しげなメールがありました。それは「TVチャンピオン極」の発泡スチロールアートに関してのオファー??
まだ正式なオファーでは無いが、興味がありましたら連絡を下さい・・・、と。
半信半疑でどうしようかと考えていると次の日、「TVチャンピオン極」担当者様から同じ内容のお電話が!
撮影収録日は10月3・4日、出演確定では無いのですが、前向きに検討して頂けないかとの内容でした。
プロフィール・履歴・写真やラフ案などをメールでのやり取り、選考の末?、9月24日に正式な出演依頼を頂きました。
なにぶん日にちが無い為に、その間あわただしくバタバタしました。
今回のテーマは、「大迫力、生き物対決?」と聞き、当初は牙をむき出した猛獣?と考えたのですが、他の出演者様も同じ様な作品だろうと・・・
で、色々考えた末に鯉に(笑)
ディレクター様にも鯉では迫力に欠けるのではと打診を頂きましたが、色々お話を致しましてこの案で押し通しました(汗)
収録前日(10/2日)に資材や道具を車に詰め込み東京へ前乗りしホテルで宿泊。
収録初日(10/3日)朝からTV東京神谷町スタジオにていざ戦わん!!
ルールは制限時間16時間以内で、実在する巨大な生き物を、発砲スチロールのみで作る。大きさは縦2m×横2m×高さ2m以内、材料費は10万円以内という制約がある。完成後は専門家3名による投票審査によりチャンピオンが決定する。
出演者1人につきアシスタントを1人まで許されていたのですが、初日は1人でのアウェー環境の作品創りで、時間配分もあり大汗をかきながらの作業でした。
初日の制限時間が9時間30分なのですが、仕上げたかったところまでは予定通り進める事が出来ませんでした。でも何とか鯉は形に!(汗)
収録2日目(10/4日)は妻がアシスタントとして、子供達が応援及び勉強に来てくれて、残り6時間30分で作品も何とか無事に完成する事ができました。
ちなみに、番組アイテムの巻物には、「超ド迫力!生き物勝負」とありました。私の作品名は【童心 コイ焦がれ】超ド迫力生物・・・とは言えないのかもしれないけれど、雄大な自然が残る故郷の睡蓮の花が咲く頃、透き通る湖の奥底に潜む里の主(巨鯉)が、無邪気な童心の子供に恋焦がれ、ついつい湖面を割って飛び出してしまう。そんな心の風景を切り取って表現してみました。
童心の心は純真でけがれがなく、全てが新鮮で刺激的で楽しくて、そんな少年時代に私は憧れます。
5月5日のこどもの日の頃、地方の田舎で大きく立派な鯉幟の群れに出会った思い出があります。その景色は圧巻で恐怖とは違うド迫力があり、そこの田舎を羨ましく思いました。親心が子へと繋がるようにと、少しは分かる年になったのかな・・・、そう感じております。
今回、制限時間のある中で、自分へのチャレンジでもありました。収録が終わり、かなりの疲労感がありましたが、発泡スチロール造形がこれから更に面白く感じる事が出来そうです。
TVチャンピオン極「発泡スチロールアート王決定戦」本放送が、BSテレ東(7チャンネル)にて、11月4日(日)21:00より無事に放送されました事で、ブログにアップいたしました。※画像リンク(立体作品写真館 1)
TVチャンピオンと聞けば、伝説的な番組だと思います。今回、復活番組の『TVチャンピオン極』に出演できた事をありがたく思います。
関係者の皆様に感謝致しますと共に、縁起物の鯉が跳ね上がる様に、これからも皆様の繁栄を心よりお祈り申し上げます。
『TVチャンピオン極』毎週日曜21:00よりBSテレ東にて放送中です!!
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