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招き猫 製作記 5

 今日は小さな突き出し看板を取り付けに行ってきました。お盆が過ぎ虫の音色が秋の風を少しずつ運んではきますが、まだまだ日中の現場は汗だくで日々夏の暑さが堪えます。

エアコンの効いたPCの前は涼し~

 

ひき続き、招き猫製作記・・・

6、ガラスウール裁断

洋服の生地の裁断の様に、形に合わせてパーツごとににガラスウールを裁断します。

 

今回は1mm程度のガラスウール(450番)を2枚重ねる為、同じ形を2枚ずつ用意しました。


7、FRP製品 成型

一枚目の画像は、座布団メス型の内側にFRP成型をしたところです。

この状態ではまだメス型と成型品が密着しています。

上手くいけば離型処理した面でメス型から外せます。

 

二枚目の画像は、猫の内側にFRP成型をしたところです。

分割したメス型の際を控えめに樹脂とガラスウールを貼りこみ、メス型を組み立ててつなぎ目をさらに樹脂とガラスウールで接合しました。これで猫の上部は一体化になっています。

※猫の底部分はメス型より余分にはみ出してあります。


8、トリミング処理

成型品についた余分な耳を切断研磨し、接合面を合わせます。

画像は猫の底と座布団の上下です。

座らせる面に大きな開口を開けてあるのは、接合する時に内側から接合部分をガラスウールと樹脂で補強しするために開けてあります。


9、各パーツ接合

後ろに見えるグレーの招き猫が原型です。

手前の白い招き猫がFRP成型をして出来上がった複製品です。

上手く各パーツが接合できました。

座布団の裏側から猫と座布団をボルトナット等で固定出来るように開口が作ってあります。

 

※座布団が水色なのは、PVAの離型剤が表面に付いた状態です。


10、パテ処理

黄色く見えるのは、接合面の段差にパテをあててあります。

他の白い部分のボディーは、原型やメス型や成型の過程で丁寧に仕上げてきているので良さそうです。

この後、研磨し下地を仕上げていきます。

 

ここまでくると着色が楽しみですネ(^^)